ファンドの中には高金利を狙って海外通貨そのものに投資を行うものもあれば、海外の株式や債券などに投資を行うものもあります。いずれの場合も、ふぁんどのそのものの利回り以外にも為替自体の変動によって実際の損益が大きく変わってしまいます。
例えば、海外株式に投資するファンドで一年間で6%の利回りが得られたとしても、投資先の国の通貨と日本円のレートが大きく変動してしまった場合、全体ではマイナスの損益になってしまうなどということも決して少なくありません。
現在の異常な円高を見てもわかるように、為替は時に株式や債券市場以上に大きく値を動かすことがありますので、為替変動リスクを抜きにして海外通貨や金融商品に投資を行うのは本末転倒の結果を生み出しかねません。
このような為替変動のリスクをヘッジすることを「為替ヘッジ」と呼びます。為替ヘッジの代表的な方法が為替予約と呼ばれるもので、これはファンドなどを介して投資を始める際に、償還時の為替レートに関係なく、最初に決められたレートで換金ができるように為替レートを予約してしまう方法です。
投資のみならず、海外との決済を頻繁に行う自動車メーカーや商社などでは日常的に行われています。ファンドにおいても「為替ヘッジあり」と説明されているものと、「為替ヘッジなし」とされているものの両方が存在します。為替ヘッジを行っている場合はファンド運営の際にそのコストがかかっている分、利回りから引かれてしまいますので、自らの為替見通しに自信があるかないかで、適した方を選択することになるでしょう。
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