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ファンド詐欺に騙されないために

残念ながら個人投資家の資産運用が活発化するに伴い、投資詐欺の被害者が増えている事実は否めません。ニュースでも定期的にこの手の詐欺に騙されて被害にあった方の報告がなされていますが、その中でも良く耳にするのが「IPO詐欺」です。

これは非常に投資初心者がひっかかりやすいパターンでもありますので、その実態をある程度知識として知っておくことは自分が被害者にならないためにも大切です。IPOとは英語で「株式上場」を意味する単語の略で、すなわちこれから上場する可能性が高いと判断した未上場もしくは非上場企業の株式を上場前に購入し、上場した時に多額の利益を得ることを目的とする投資手法を指します。

もちろんこの「未公開株式投資」自体は投資戦略のひとつであり、詐欺ではありません。しかし、通常の公募ファンドに比べて本当に上場すれば莫大な利益が得られること、そして私募ファンドとしてこのようなIPO株式投資のファンドを組成した 場合、情報公開が厳しく求められないため、実態が不透明になりつつある点を利用して、詐欺の手段になりやすい事実があります。

私募ファンドは性質上、公募ファンドに比べて複雑なスキームを取るケースも多く、経験の浅い投資家がその全容を理解するのはほぼ不可能です。しかし初めて投資を行う人ほど、リスクを恐れますので、「上場するので必ず儲かる」「私募ファンドで特別なルートでなければ購入できない」などと持ちかけられれば、信じたくなるのも無理はありません。

このような詐欺にかからないためには、基本的には私募ファンドの誘いを受けても断ることです。もし信頼できる長年の知人からの勧誘であったとしても、金融に詳しい専門家などに必ず面倒でも相談して判断を仰ぐようにしてください。

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