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ディストレスファンド

ディストレスファンドの「ディストレス」とは英語でdistressed=困窮している、苦しんでいるという意味で、財務危機に陥っている企業の状態のことを指します。そのような企業の債券は、破綻の可能性があり、回収が困難と判断されることで本来の額面の価値より価格が下落していることがあります。

そのような債権を、いずれ財務的危機が過ぎれば、価値を上げるのでその際に売却すれば利益を得られると判断した投資家が買い取ることを「ディストレス投資」と呼び、日本では「不良債権投資」とも呼ばれます。ディストレスファンドとは戦略としてこのような投資を専門に行うファンドの事を指します。

対象企業の債券をできるだけ安く購入することが重要なので、徹底的に買いたたくことが多いことから日本のメディアなどでは「ハゲタカファンド」とも呼ばれ、注目を集めました。ディストレスファンドの投資の性質から、好景気に沸く時代には投資対象となる企業が少なく、あまり目立ちませんが、1990年代のバブルがはじけた後の日本など、企業が伸び悩み倒産が増える時期などには、逆にこのようなファンドにとっては活躍の場が増えると言えるでしょう。

一般的には「不良債権」と言う非常にリスクの高い対象に投資を行い利益を狙うわけですから、通常の投資とは全く異なった判断基準や経験、知識が必要となります。

また、全体的に市況が厳しい時に投資を行い、それが回復するまで待つというスタンスの場合、必然的に3年から4年以上の長期期間で投資を行うことになります。その間も多くの場合、ただ市況の回復を待つのではなく、企業再生ファンドの場合と同じように積極的に経営に参画し、企業価値の再生を目指すというファンドも多いようです。

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