再生ファンドとはまたの名を「企業再生ファンド」とも言い、負債を抱え経営難に陥っている企業を再生させることで利益を上げることを目的とするファンドの事を指します。
長引く世界的な景気の低迷や、金融機関の不良債権問題により、高い利益性や可能性を持つ事業部門やプロジェクトを持ちながらも、負債や過剰債務によってそのままでは清算を余儀なくされている企業にファンドを通じて投資を行い、もう一度企業価値を上げた後、売却などの方法によって利益を上げる戦略を有しています。
多くの再生ファンドの場合、再生対象企業の株式や社債の取得による資金の注入のみならず、経営方法なども再建するためにファンド側から経営陣や役員として人的人材を送り込み、経営方針の改善や債務処理の指導など企業の内側から企業全体の再構築を図るケースが多いようです。
そして企業の価値が一定以上に高まった時点で、他の企業に売却したり、または株式上場させることなどで投資した資金を回収し、利益を上げるというのが最終的な出口となります。
ファンド自体はもちろん自らの収益を目指して企業再生を行うわけですが、将来性を持ちながらも、債務超過などの理由で失われつつある企業を再生させるという意味では、その国の経済活性化にもつながる、社会性をもったファンドも言えるでしょう。また、企業再建には必然的に一定の期間がかかるため、中長期的な戦略の元に運営されるファンドだと言うこともできそうです。
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