近年の食糧価格の高騰により、新しく投資対象として注目を集めているのが食糧に対して投資を行うファンドです。一般的に食糧への投資はコモディティティ投資(商品投資)の一種とされており、その他の商品投資の対象としては石油などのエネルギー、金や銀、プラチナなどの鉱物などが良く知られています。
世界的な異常気象や、これまで生産国であった中国が経済発展に伴い、消費国になりつつあるなどの要因で小麦などが高騰したことは記憶に新しいところです。また、食糧は当然人類の生存に必要不可欠であることから、今後投資対象として更に注目を集めていく可能性が高いと言えるでしょう。
特に伝説の投資家と呼ばれたジム・ロジャース氏が21世紀はコモディティファンドの時代であり、2020年までコモディティの価格は上がり続けると発言したことで、一般的にも広く知られることとなりました。
コモディティファンドのメリットとしては、実物資産への投資なので株式市場との相関性が比較的低いこと、インフレに強いこと、究極的には価格がゼロになることはないこと、そして今後後進国が成長するにあたり、需要の増加が見込めることなどがあります。
一方デメリットとしては、干ばつや洪水などの自然災害に甚大な影響を受けるので、経済指標だけで予想を立てづらいこと、近年の日本のようにデフレが続くと、一般的に価格が下がりやすい、また為替市場などに比べて市場規模が小さいため、投機ファンドなどに投機対象とされてしまうと激しく価格が変動しやすい点などが挙げられます。
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